喪中とは?
身近な方が亡くなり通夜・葬儀が終わった後、遺族は何をしないといけないのでしょうか?
例年と違うことは何があるのでしょうか?
遺族には後返し・忌明法要・初盆・喪中はがき・一周忌など多岐にわたって仏事が関わってきますが、
今回はその中でも喪中に関してまとめてみようと思います。
喪中と忌中の違いとは?
時々、「え?喪中? 先月、忌明法要したのに、まだ喪中なの?」というように、忌中と喪中がごちゃまぜになっている人がいます。この2つの違いは何でしょうか?
忌中と喪中の違いを確認してみましょう。
忌中は命日~49日間で
喪中は命日~1年間(正確には13ヶ月)です。
なので、忌明法要(忌中)が終わった後も1年が経つまでは、遺族は喪中(喪に服していること)になります。
※ちなみに宗派によっては、そもそも喪中という概念がない宗派もありますが、また別の機会で詳しく説明しようと思います。
喪中となる範囲とは?
喪中となる範囲は故人様から二親等にあたる方です。※下記記載
- 祖父母
- 両親
- 配偶者
- 子供
- 孫
配偶者の家族(故人からみて、義理の祖父母や義理の両親)も二親等にあたる関係ですので、同じく喪中になります。
※ただし例外になるケースもあり、一概には言えません。
(例)三親等であるが、同居していて家族同然として暮らしていた。
(例2)二親等であるが、絶縁状態が長く続いている
まとめると
基本的には故人から二親等にあたる方であるが、関係性によってその範囲は異なる
ということになります。
喪中って何をするの?
“喪中はがき”を出しましょう。
喪中期間に迎える新年の挨拶(年賀状)は控え、”喪中はがき”を出します。
新年の挨拶を遠慮することを事前に知らせるものなので、
年賀状が販売される前
(11月~12月上旬までには出しましょう。)